Housing Editorial Guide

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注文住宅の比較前に確認すること

迷いを減らし、契約前に自分で判断できる状態を作る。

建てたい家のイメージはあるが、比較や判断に迷っている人向けに、予算、土地、見積もり、契約前確認を整理します。営業トークに流されずに比較し、自分で契約するか決められるようにします。

冒頭で確認すること

住宅会社を比較する前に、まず次の3点を言葉にできるかを確認してください。

  • 01住宅予算を総額で置けるか
  • 02予算内で検討できるエリアを2〜3に絞れるか
  • 03契約前に止まって確認する条件を言えるか

ライフプランシミュレーターで先に確認する

月々の返済上限、増額後の総額、教育費ピーク、手元資金を入れて確認します。見積もりを見る前の判断材料に使ってください。

この画面で確認すること

  • 月々いくらまで返済に回せるか
  • 増額後の総額が予算内に収まるか
  • 教育費が重なる時期でも資金が残るか

Guide

順番に確認して、条件が合わなければ前に戻る

家づくりで確認する順番

住宅購入は一直線に進めるものではありません。基準を置き、仮説を作り、実際の条件を当てながら戻って調整し、最後に固めます。

Step 01

予算の上限を決める

家を買う前に、ライフプランニングで予算上限と生活上の制約を整理します。

このステップで確認すること

  • 毎月の手取りから、住宅ローン以外の固定費と教育費を引いて返済に回せる金額を出してください。
  • 土地・建物・外構・諸費用を1つの総額で置き、増額分も300万円など具体額で加えてください。
  • ライフプランシミュレーターで、教育費が重なる時期も含めて手元資金が残るか確認してください。

なぜ必要か

住宅予算を決めるということは、人生全体のキャッシュフローを見て判断することです。今払えるかではなく、教育費、老後、収入減、金利上昇も含めて将来も持続できるかを確認します。先にここを整理すると、営業トークやキャンペーンに引っ張られず、自分たちの基準で進めるか止めるかを決められます。家を買わない選択肢も含めて、一度見つめ直すための確認です。

補足

払えるかどうかは感覚では決まりません。まずライフプランシミュレーターで年度別収支グラフを見て、教育費や老後を含めても家計が回るか確認してください。

確認できている状態

  • 月々の返済上限を金額で言える
  • 土地・建物・外構・諸費用を総額で見ている
  • 見積もり増額分を300万円など具体額で入れている

確認できていない場合の次の行動

ライフプランシミュレーターで、教育費や将来支出も入れたうえで無理なく払える額を確認してください。買う前提で進めず、家を買わない場合も含めて比較してください。

Step 02

エリアを決める

最初に決め切るのではなく、予算内で戦えそうなエリアを2〜3に絞ります。

このステップで確認すること

  • 販売図面だけでなく、重要事項説明書、測量図、上下水道資料、用途地域の情報をそろえてください。
  • 不動産会社や住宅会社に、地盤改良、造成、上下水道引き込み、解体の有無と概算費用を確認してください。
  • 建ぺい率、容積率、高さ制限、接道条件を見て、希望の建物が入るかを住宅会社に確認してください。

なぜ必要か

土地は一点物なので、エリアが決まっていないと迷っている間に候補が消えます。ただし、ここで確定させる必要はありません。このステップの役割は、生活が成立しそうで、予算内で検討できるエリアの仮説を作ることです。

補足

土地予算を考えるときは、このサイトでは長期優良住宅を1つの判断基準として建物3,000万円前後と諸費用500万円を仮置きしています。一般的な相場を断定するためではなく、エリア検討の目安をそろえるためです。ホームメーカーが土地を探してくれる場合でも、その土地を進めると建築契約もセットで進みやすいかを確認してください。

確認できている状態

  • 地盤改良の可能性を確認した
  • 上下水道や造成の別途費用を確認した
  • 建ぺい率・容積率・高さ制限を確認した

確認できていない場合の次の行動

土地資料と概算見積もりに、地盤改良・引き込み・造成・解体の有無を追記してください。

条件が合わなければ前のステップに戻る

STEP1からSTEP4までは一直線に進める前提ではありません。条件が合わないときは、そのまま先へ進めず、予算や優先順位を見直してから比較し直します。

前に戻る例

  • 予算が足りないと分かった
  • 希望エリアの土地が高すぎる
  • 建物の希望が予算に収まらない
  • どこで妥協するか決められない

Step 03

対応できるホームメーカーを絞る

そのエリアで対応できる会社を見つけて、価格帯、性能、雰囲気が合うかを見ます。

このステップで確認すること

  • 施工エリアに入っているかを最初に確認してください。
  • 価格帯、保証、長期優良住宅対応の有無を同じ表に並べてください。
  • モデルハウスや施工例を見て、デザイン、雰囲気、得意な間取りが自分たちの希望とズレていないか確認してください。

なぜ必要か

同じエリアで建てられても、ホームメーカーごとに価格帯、保証、得意な間取り、デザインの寄せ方は違います。ユーザー側は最初から細かい間取りを言語化しにくいので、土地を見る前に候補会社を絞っておかないと、建てたい雰囲気と実際に出てくる家がズレやすくなります。良い土地を見つけた会社にそのまま引っ張られないためにも、先に比較対象を持っておくことが必要です。

補足

ここで大事なのは、言葉の説明よりモデルハウスや施工例です。デザインや間取りは思ったより自分で考えるのも、イメージを伝えるのも疲れます。自分で間取りシミュレーションツールを使うと学習時間もかかります。契約前でも営業が簡易的に間取りを作ったり、シミュレータで見せてくれることはありますが、精度はまだ粗いことが多いです。私個人の意見では、だからこそモデルハウスや施工例が自分たちのイメージに合う会社を重視した方が進めやすいと思っています。他社の施工例を見せても、その会社の設計の考え方、得意な空間の作り方、標準でできる範囲が違うので、そのまま伝わるとは限りません。間取りだけでなく、外構や家の形まで含めて、その会社が実際にどんな家を作っているかをよく見てください。土地が出てから会社を増やすのではなく、先に2〜3社に絞っておきます。

確認できている状態

  • 施工エリア内の会社だけに絞れている
  • 価格帯と性能条件が合うか確認した
  • モデルハウスや施工例が自分たちのイメージに近い

確認できていない場合の次の行動

候補会社を減らしすぎず、価格帯と性能条件で合わない会社から外してください。

Step 04

第三者情報で違和感を確認する

口コミや施主発信を見て、契約前に見えにくい不満や違和感がないか確認します。

このステップで確認すること

  • SNS、口コミ、施主ブログで契約後の対応や不満点を確認してください。
  • 営業の押し方、契約の急がせ方、アフター対応で同じ不満が続いていないか見てください。
  • 施主発信の写真や感想を見て、雰囲気や実例が自分たちに合うか確認してください。

なぜ必要か

ホームメーカーの説明だけでは、契約後の対応や営業の進め方、実際の住み心地までは見えません。第三者情報を見ると、説明と実態のズレや、繰り返し出ている不満を早めに確認できます。土地を出してくれた会社だからという理由で判断を甘くしないための確認でもあります。

補足

ここで決めるのではなく、違和感がある会社を外すために使ってください。口コミの強い意見だけで決めず、同じ不満が繰り返し出ているかを見ます。土地の魅力と会社を選ぶ判断は分けて考えてください。

確認できている状態

  • 契約後の対応に違和感がない
  • 営業の進め方に無理がない
  • 同じ不満が繰り返し出ていない

確認できていない場合の次の行動

違和感がある会社はいったん候補から外し、比較対象を絞り直してください。

Step 05

土地と見積もりで最終確認する

候補会社が絞れたら、土地と契約前見積もりを当てて、総額と未確定項目を確認します。

このステップで確認すること

  • 候補の土地で希望の間取りが入るか、駐車場や配置が成立するかを確認してください。
  • 土地、建物、外構、諸費用を入れた契約前見積もりを出してもらってください。
  • 別途、概算、含まず、要相談の項目を一覧にして、金額と発生条件を確認してください。

なぜ必要か

契約前でも見積もりは出せますが、間取りや仕様が固まっていない段階では大きく変わるのが普通です。それでも土地、建物、諸費用を入れた総額が大きく外れていないか、未確定項目がどこにあるかは契約前に確認しておく必要があります。ここで見るべきなのは、土地を持ってきた会社をそのまま選ぶことではなく、その土地で本当に進めてよいかです。

補足

契約前見積もりは、確定金額ではなく大きなズレを確認するために使います。標準仕様やオプション料金が全部は見えない前提で、未確定項目を残したまま進めないようにしてください。良い土地を見つけた会社とそのまま契約しないために、会社の判断と土地の判断を分けて確認します。

確認できている状態

  • 総額が予算から大きく外れていない
  • 未確定項目がどこにあるか分かる
  • 土地の魅力と会社を選ぶ判断を分けて考えられている

確認できていない場合の次の行動

ズレが大きい場合は、土地、会社、間取り条件のどこを見直すか決めて前のステップに戻ってください。

このサイトの前提

建物3,000万円前後と諸費用500万円は、このサイトで比較を始めるために置いている目安です。

標準仕様やオプションは住宅会社ごとに違い、契約前は詳細を全部は開示しない場合もあります。間取りが固まっていない段階の見積もりは大きく変わります。

そのため相場を断定するのではなく、長期優良住宅を1つの基準にして仮説を作り、実際の条件に当てながら調整する前提で使ってください。

このサイトで整理する判断材料

ステップに沿って確認を進めるときに、特に迷いやすい論点を先に切り分けられるようにしています。

整理できること

  • 確認する順番を決める
  • 良い状態と注意する状態を分ける
  • 確認できていない場合の次の行動を決める
返済

無理のない予算を確認する

年度別収支グラフを見ながら、将来も払える住宅予算かを確認できます。

エリア

住める場所と買える場所を切り分ける

生活が成立するかと予算に収まるかを分けて見て、候補を絞れます。

調整

条件を戻しながら調整する

予算、場所、建物が合わないときに、どこを見直すか整理できます。

契約前

契約前の確認漏れを減らす

契約前に確認すべき項目を整理して、説明不足や未確定のまま進むのを防ぎます。

記事

補助金、比較、契約前確認など、テーマごとに判断材料を整理した記事を追加していきます。

住宅会社比較

標準仕様、見積もりの出し方、保証、担当者対応を同じ質問で比べる確認表を追加します。

このテーマも確認できるように追加します

土地と追加費用

地盤改良、造成、上下水道、法規制で費用が増える条件を抜け漏れなく確認できる形で追加します。

このテーマも確認できるように追加します

契約前チェック

別途費用、工期、支払い条件、仕様変更の扱いを契約前に止まって確認できる形で追加します。

このテーマも確認できるように追加します